涙がストレス解消になる!?

笑うことは体に良いということは、もはや周知の事実だと思いますが、
泣くということで、スッキリするということを感じていても、
我慢したりしてあえて泣かない人も多いと思います。


涙を流すだけでストレス解消になるのだったらすごく良いですよね。


しかし、
涙には3種類の涙があります。



1.基礎的な分泌による涙
  目を保護して、角膜や結膜の表面に潤いを与えて栄養分と酸素を供給するもの


2.刺激による涙
  玉ねぎやゴミなどから目を保護するためのもの


3.感情による涙(エモーショナル・ティアー)
  悲しい時や嬉しい時など感情などの心因性によるもの


の3種類がある、
単刀直入に言うと、この3番目の感情による涙が一番効果がある。




William H. Freyが「人は何故涙を流すのか?」を実験しました
被験者に涙を誘うような映画を見せて収集した涙と、同じ被験者に刺激(玉ねぎなど)で収集した涙の、
成分を比較をすると、約80人の被験者の涙を比べた所、感情による涙は、刺激による涙よりも、より高濃度のタンパク質を含んでいた。


研究した結果、
涙は感情によって生じた化学物質を体外へと除去するカルタシス効果(無意識に
抑圧されている心のしこり(精神的外傷)を外部に表出させることで症状を消失させる方法。)があるとした。


感情によって流れる涙の中に化学物質があることを説いた。




1.副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
  下垂体前葉から分泌されるホルモンのひとつで、ストレスの抵抗力を強化する
  コルチゾールなどステロイドホルモンのホルモンの分泌を促す、涙の分泌を促す
  機能も持っている


2.ロイシン-エンケファリン (Leu-enkephalin)Tyr-Gly-Gly-Phe-Leu
 鎮痛効果を持つ快楽物質、脳内化学物質のエンドルフィンのひとつ。ストレスによって
 生じた免疫系など(不安、気分)の神経反応を緩和する


3.プロラクチン(prolactin, PRL)
  プロラクチン分泌細胞から分泌されるホルモン。女性は男性より50〜60%高い
  血清プロラクチンを持っており、これが原因で女性のほうが涙脆いという事実と
  関係があるとされている。 涙の分泌と涙腺の発達を促す作用もある


涙はこれらの過剰に分泌されたストレス物質の
体外への排泄の役割を果たしているのではないかWilliam H. Freyは説いた。


まだこの研究は完璧ではないのですが、
実践してみる価値はあると思います。




もう10年も泣いてない気がするので、
 これからは映画やドラマを観てなるべく我慢せずに泣くようにします。


 

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